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”新しい風” 名曲コンサートVol.2 [Classic]

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新日本フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会
”新しい風” 名曲コンサートVol.2 @ すみだトリフォニーホール 2024/10/20
クラシック界の新星を発掘・紹介し、名曲と共にお届けする演奏会。
その第2回目も来ちゃいました。(*´σー`)エヘヘ

本公演の主役、ソリストの橘和美優さんは 2001年生まれ。
2001年って、あたしの感覚だとちょっと昔っていう程度なのにね、
すっかり大人になってしまうのね、時代の流れに淘汰されてるみたい。(^^;
そんでもってマエストロは銀髪の綺麗な素敵な叔父様、大友直人氏。
まるでもう、お孫ちゃんと共演しているような優しい眼差し。
ヴァイオリン協奏曲は、若くてピチピチ+ロマンティックで抒情的。
彼女を取り囲むオーケストラの包容力も感じた、そういう演出だと思う。
第3楽章で壮大に盛り上がって大団円。カーテンコールの笑顔が可愛い。
こちらも緊張感から解放されたような、ほっとする素敵な演奏だった。

後半はベートーヴェンの「運命」。あまりに有名な交響曲が脇役。
田園や英雄ならともかく運命目当てに行こうってことはないから、
生演奏で聴くのは久し振り。ある期間寝かせておくのが美味しい。
大編成で拡がる運命は優雅、繊細、色彩豊かで、妙に落ち着くな。
無意識に没頭、浸ってしまった。余韻が心地よくてたまらん。
アンコールはモーツァルト、リフレッシュできて爽快、散会。
どこまでも王道で計算された選曲でした、見事にやられたな。


指揮:大友直人
ヴァイオリン:橘和美優
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

【曲目】
シベリウス:交響詩「フィンランディア」op.26
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op. 67「運命」

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SaLaD 音楽祭メインコンサート《Boléro》 [Classic]

サラダ音楽祭メインコンサート《Boléro》@東京芸術劇場 2024/09/15

Sing and Listen and Dance !! ⇒ SaLaD 
昨年のコンサートが素晴らしかったので再び参戦。

前半はジョンラター(1945 ~) の宗教合唱曲、マニフィカト。
プログラムを読むと1990年に発表された作品らしいです、知らないわけだ。
合唱メインのオーケストラっていいですね、人間の声が楽器そのもの。
ソプラノ歌手を支える、男性パートが何気に渋くて深みを与えてくれる。
荘厳な重たい宗教曲かと思っていたらそうでもなかった、
映画音楽のような親しみやすさがあって明るい雰囲気だった。
まさにこの合唱曲を選ぶセンスが素敵。

後半はドビュッシーの交響詩「海」。
「海」の初版スコアには、葛飾北斎の神奈川沖浪裏が描かれていて、
彼の生きていたパリ、日本文化(浮世絵)の影響もあるかしら?
無限の波の形、絶え間ない海の姿を表現した、繰り返しのないメロディ。
物語性を帯びて、優雅で抒情的、まんまと浸かってしまう不思議な曲。
締めはお待ちかね、ラヴェルの「ボレロ」のダンス付き(特別感UP )。
オーケストラの音量UP とリンクして、飛躍UP する9名のダンサー。
振り付けの要素がある本来の姿を堪能できた。これは斬新だった。
見て楽しい、聴いて楽しい、ワクワクした「ボレロ」であった。
これだけ演出に華があるクラシックコンサートって他にないかも。
夏のコンサート巡りの定番になりそうです。

指揮:大野和士
ソプラノ:前川依子*
合唱:新国立劇場合唱団*
ダンス:Noism Company Niigata(演出・振付:金森 穣)
管弦楽:東京都交響楽団
【曲目】
ラター / マニフィカト*
ドビュッシー / 交響詩《海》-3つの交響的スケッチ
ラヴェル / ボレロ [ダンス付き]

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フレッシュ名曲コンサート「ライトクラシック・コンサート」 [Classic]

フレッシュ名曲コンサート「ライトクラシック・コンサート」
~スペース・ファンタジー・クラシック~
@ 東京オペラシティ コンサートホール(2024/09/01)

本公演はスペース・ファンタジー・クラシックという主題。
前半は宇宙や神話/おとぎ話に名付けられたクラシック曲。
美しく親しみやすいメロディを詰め込んだプログラム。
なかでもオペラ、オペレッタのソリストの歌いっぷりに驚愕。
自然に現れる力、華やかさ、豊かさ、妄想が膨らんでいく。
素晴らしい歌声を、肩肘張らず堪能できました。
何度か聞いているうちにオペラ鑑賞に挑戦したくなってきた。

後半は映画音楽や映画に使われたクラシック曲。
ツァラトゥストラはかく語りきは完奏すると35分だそうで、
「2001年宇宙の旅」で使用された冒頭部分のみ。(^-^;
宇宙戦艦ヤマトは生オーケストラ+バリトンボイスで贅沢三昧。
「星に願いを」は妖艶なソプラノでうっとり魅了される。
大トリは、ジョン・ウィリアムズの STAR WARS and E.T. 。
E.T. のテーマ曲聴くと、映画を思い出し目頭が熱くなっちゃうの。
ハンドタオルで汗拭くふりしてそっと目を覆い隠す。
台風の影響もなんのその、夏休み最後の日を子供達は楽しめたかな。
実際には大人だらけの会場だったけどさ。
こういう「ゆるい」のが好きなの、ほっこりするコンサートだった。

指揮  :大井 剛史
ソリスト:川越 未晴(ソプラノ)、寺田 功治(バリトン)
オルガン:高橋 博子
管弦楽 :東京フィルハーモニー交響楽団
司会  :大村 絵美
【曲目】
モーツァルト:歌劇『魔笛』より序曲
/ 夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
ワーグナー:歌劇『タンホイザー』より「夕星の歌」
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」
リンケ:喜歌劇『フラウ・ルーナ』より「夜のとばりが降りるとき」
ホルスト:組曲『惑星』より第4曲「木星~快楽をもたらすもの」
~休憩~
R.シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』より冒頭
マンシーニ:映画『ティファニーで朝食を』より「ムーン・リバー」
宮川泰:映画『宇宙戦艦ヤマト』より「白色彗星」、メイン・テーマ
ハーライン:ミュージカル『ピノキオ』より「星に願いを」
レーモン・ルフェーブル:夜間飛行
ジョン・ウィリアムズ:映画『スター・ウォーズ』よりメイン・テーマ
アンコール / 映画『E.T.』よりフライング・テーマ

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東京オペラシティの一階席で聴く、音響効果がすごかった。
金管楽器の盛り上がりが別格でした。東京フィルはこういうの得意なのかな。


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不思議な納涼コンサート~真夏に聴く冬の名曲集~ [Classic]

下野竜也プレゼンツ!音楽の魅力発見プロジェクト 第11回
不思議な納涼コンサート~真夏に聴く冬の名曲集~
@すみだトリフォニーホール(2024/08/17)

お盆休みの恒例、下野竜也氏によるオーケストラ付きレクチャー。
今年は「冬の音楽を真夏に聴くとどうなる?」というテーマでした。
選曲は初心者向けから、レアな楽曲も含まれていて結構マニアック。
古今東西、冬にまつわる名曲は北国で書かれたものが多い傾向です。
夏の疲れが出てきたのか、演奏が始まると眠くなるという悪い癖も、
お話とテンポがよくて、熟睡は回避、まどろみが何とも心地よい。
ラフマニノフは彼自身に降りかかった冬の時代からの脱却という理由付け。
そういわれると、超絶技巧のピアノ協奏曲は、人間の底力を感じます。
怪談話で納涼をってことでホラー映画のオーメン、合唱付きで雰囲気が一変。
独特の映画音楽はロックに負けない大迫力、この一曲だけでも来る価値がある。
アンコールは夏に絶対聴かない曲をオーケストラ版で「きよしこの夜」
これが一番きれいでうっとり、そしてラストは「管弦楽のためのラプソディ」
もうやけくそ、夏の暑さを最後に持ってきました。熱い演奏で〆。(^-^;

指揮・お話・企画監修:下野竜也
ピアノ・チェンバロ:大井駿
合唱:栗友会合唱団
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団

【曲目】
オープニング:アンダーソン / そりすべり
早川正昭 / バロック風日本の四季より「冬」 第1楽章
ヴィヴァルディ / 「四季」より冬 第2楽章
モーツァルト / 3つのドイツ舞曲 K.605 第3曲ハ長調「そりすべり」
リムスキー=コルサコフ / 歌劇《雪娘》より「軽業師の踊り」
ホルスト / 冬の牧歌
~休憩~
ラフマニノフ / ピアノ協奏曲第2番作品18より 第3楽章
ジェリー・ゴールドスミス / オーメン組曲より「Ave Satani」
チャイコフスキー / 交響曲第1番「冬の日の幻想」作品13より 第4楽章
アンコール1:きよしこの夜
アンコール2:外山雄三 / 管弦楽のためのラプソディ

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夜明け前に、SONICMANIA 2024 から帰ってきて床に就くも、
まだ高揚しているのか、いつも通りの時刻に目が覚める。
たっぷり眠れないのは歳のせいではないよ。ということにする。
体力残っている、当日チケットを買ってコンサート鑑賞となりました。


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”新しい風” 名曲コンサートVol.1 [Classic]

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新日本フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会
”新しい風” 名曲コンサートVol.1 @ すみだトリフォニーホール 2024/07/20
クラシック界の新星を発掘・紹介し、名曲と共にお届けする演奏会、とのこと。

前半はビゼーの「アルルの女」第1組曲と第2組曲。
「アルルの女」はメヌエットとか、一曲抜粋して聴くことが多いですが、
組曲を通して聴いてみると、実はこういう構成なんだと気づかされます。
有名な曲の集まりだけど、なんかこう新鮮な気持ちになります。
第1曲の旋律が最終曲で轟音になって回収される。
演劇ならではのエンディング、盛り上がり方がスカッとする。

後半は私の好きなラヴェルの番、まずはピアノ協奏曲。
ファンファーレを思わせる第1楽章、第2楽章の仄暗さに一旦静まるも
第3楽章で大きく飛躍して、箱を閉じるかのように終わる。
結構難しそうだけどね、ピアノの躍動感、伸び伸びキラキラしてる。
サービスのソリストアンコール、大胆な、お祭り騒ぎのような熱さ。
実はここが一番盛り上がったかもしれない。楽しい。
ラストは一番好きなボレロ。ちょっと奮発してS席にして良かった。
音の広がりというか、臨場感が今までで一番感じられた。
指揮者もひょうひょうとして、個性的な姿勢、指揮ふり。面白いぞ。
若い演奏者を鑑賞すると、こちらも若さをもらえます(そんな気がする)。


指揮:大井 剛史
ピアノ:佐川 和冴
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

【曲目】
ビゼー:「アルルの女」第1組曲、第2組曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ラヴェル:『ボレロ』

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今岡秀輝リサイタル「輝き」 [Classic]

今岡秀輝 ヴァイオリンリサイタル「輝き」
@ かつしかシンフォニーヒルズ 2024/07/10 18:30開演

ヴァイオリニスト今岡秀輝さんのことは正直知らなかったのですが、
MCに高嶋ちさ子さん、きっと有望株なのだろうと思い来てみました。

第一部はヴァイオリンとピアノのデュオ。
彼の演奏は勿論のこと+高嶋ちさ子のMCが圧倒的、主役を喰うオーラ。
ヴァイオリンの奏法レッスンやリクエストコーナーを挟み、
常に笑い声が発生する、初心者にも親しみやすい軽快な雰囲気。
それでもブラームスの「雨の歌」は抒情的で美しく惹きこまれた。
第二部は奏者も増えて、弦楽器の音色の厚みと色彩感が膨らむ。
特に弦楽六重奏はあまり馴染みがなくて新鮮、迫力を帯びる。
曲目の選び方が良かったね、躍動感と哀愁と情熱のブレンド。
メンバー全員が若くて、まさに「輝き」が放たれたようでした。
後半も一発芸など笑いありの進行でプログラム以上のボリューム。
終わったのは午後九時、まるで音楽TV番組の収録みたいだ。(^-^;
題目は「高嶋さち子と若手の演奏者たち」といったところ。
こういうコンサートもたまには良いね、非日常性の面白さがある。


今岡秀輝(ヴァイオリン)、山中惇史(ピアノ)
村尾隆人(ヴァイオリン)、長石篤志(ヴィオラ)、萩谷金太郎(ヴィオラ)
大宮理人(チェロ)、小林幸太郎(チェロ)
高嶋ちさ子(ゲストMC、ヴァイオリンの演奏はありません)

第一部
序奏とロンド・カプリチオーソ:サン=サーンス
ツィゴイネルワイゼン:サラサーテ
〈リクエストコーナー〉
ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」 第1楽章:ブラームス
第二部
パッサカリア:ハルヴォルセン
ヴァイオリン協奏曲:メンデルスゾーン
弦楽四重奏第12番「アメリカ」第4楽章:ドヴォルザーク
フィレンツェの思い出 第1,4楽章:チャイコフスキー
ラ・カンパネラ:パガニーニ

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アンコールは高嶋さち子とそのマネージャーさんも参加して、弦楽八重奏。
大いに盛り上がった、決めるところはビシッと決めるよね、流石。


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魂柱と鞴と鞴と声帯 @ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 [Classic]

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2024 @ 東京国際フォーラム(2024/05/03)

2024年のテーマは、音楽の「オリジン(起源、ルーツ)」に立ち返ります。
世界のあらゆる国々の作曲家たちをインスパイアしてきた様々な音楽の伝統に、
スポットライトを当てます。だそうです、1日目だけ参戦しました。

No.113 スマートな天才の静かなる革新
ワーグナー:ジークフリート牧歌
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
ソリストアンコール / J.S.バッハ:ガヴォット
 辻彩奈(ヴァイオリン)、兵庫芸術文化センター管弦楽団指揮、
 クリスティアン・アルミンク(指揮)

No.114 精密な音は愛と共に自らのルーツへ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ラヴェル:ボレロ
 萩原麻未(ピアノ)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、齋藤友香理(指揮)

No.113 はワーグナーとメンデルスゾーン。
凄く丁寧に、奥ゆかしく音を奏でている印象を受けた。
優しい音色に包み込まれて、穏やかな気持ちになる。
ヴァイオリン可愛かった、拍手喝さいに応えてアンコールも演奏。
アンコール後も続く拍手に苦笑い。勘弁してやれよ。
No.114 はラヴェルの世界に没入する。
バスク民謡を彷彿させるメロディは、変則的かつジャズっぽさもあり妖艶。
掴み処のないのが良い所。トドメのボレロはいつ聴いてもスカッとします。
大ホールが全席完売で大したもんだ、やっぱりラヴェルは人気あるよね。

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No.126 魂柱と鞴と鞴と声帯
新倉瞳(チェロ / 魂柱、コンチュウ)、佐藤芳明(アコーディオン / 鞴、フイゴ)
チャラン・ポ・ランタン(唄とアコーディオン / 声帯と鞴)
【曲目】 
ヴィヴァルディ: チェロ・ソナタ第5番 ホ短調 RV40 から 第1、2楽章
チャラン・ポ・ランタン:内緒の唄
クレズマー・ヒストリー・メドレー:
 ニグン~オデッサ・ブルガリッシュ~コロメイカ~コロプチカ
クレズマー・インスパイア・メドレー:
 プロッホ「祈り」~チャラン・ポ・ランタン「マジシャン」~佐藤芳明「ヨールヨール」
イディッシュ民謡メドレー:長靴~ドナドナ~アレプリダー
モノー:愛の讃歌(チャラン・ポ・ランタン バージョン)

お目当ては No.126。
チャラン・ポ・ランタン、新倉瞳、佐藤芳明、一夜限りのカルテット。
この枠の常連だった渋さ知らズは卒業したのかな?
持ち曲が多すぎてて、なんだかごちゃごちゃした編曲だった。
トークも交えた進行もぎこちなかったが、クレズマー音楽の勉強になった。
それでも女性三人歌えて、歌ものは抜群で、替え歌が面白かった。
可笑しみの中にいぶし銀の輝き、応用利くアコーディオンの巧みさ発見。
伴奏も主旋律もなんでも出来てしまうのね、チェロの音色とも相性良好。
アンコールの「愛の讃歌」は悪戯っぽく絶妙に、凄すぎる唄の声量。
姉妹のパフォーマンスがまるでディナーショーみたいでした。
結局は惹きこまれてしまって、あっという間の45分でしたね。

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本番前にラジオ出演しているのを偶然目撃。キャラが独特。



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オーケストラの日 2024 [Classic]

オーケストラの日 2024 @ 東京文化会館 2024/03/31

3月31日はミミにイチバン! 「オーケストラの日」。
今年もオーケストラの日祝祭管弦楽団コンサートへ行きました。

まずはスメタナの代表作、モルダウでがっちり鷲掴み。
現在ではチェコ語のヴルタヴァ(Vltava)と呼ばれるそうです。
かつては母国語禁止だったとかで、今の小中学校ではチェコ語で習うみたい。
改めて聴くと、雄大で繊細、あのメロディはいつまでも耳に残るよね。
続いて、グリーン・スリーヴスによる幻想曲。
この曲は焼酎のCMに使われてたっけ?哀愁と懐かしさを感じる。
実はイギリスの民謡なんですね、知らなかったことばかり。
そして日本の民謡を詰め込んだ、管弦楽のためのラプソディ。
外山雄三氏と指揮者の梅田さんは共に仕事をしていたそうで、
音楽に向き合う姿勢が非常におっかないという逸話。
ラプソディの楽しさ同様、今回のMCはなかなか面白い。
後半のメインにはホルストの惑星から4楽曲抜粋して演奏。
「木星」以外は初めて聴いた、天体と神話、宇宙を想像してみる。
色彩豊かな曲調、総勢100人からなる大編成ならではの圧倒感。
思った以上に素晴らしい、生演奏を聴いて気分転換、ガス抜きです。

演奏:オーケストラの日祝祭管弦楽団
(首都圏13楽団+富士山静岡交響楽団)
指揮:梅田 俊明
コンサートマスター:戸澤 哲夫
司会:江原 陽子

【曲目】
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より第2曲 「モルダウ」
ヴォーン・ウィリアムズ:グリーン・スリーヴスによる幻想曲
外山雄三:管弦楽のためのラプソディ
ホルスト:組曲「惑星」より 火星 / 金星 / 水星 / 木星
アンコール / 民謡ふるさと

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東京文化会館の五階席が、いつもの定位置です。


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新日本フィル・ニューイヤー・コンサート2024 [Classic]

新日本フィル・ニューイヤー・コンサート2024 in すみだ曳舟
《落語&オーケストラ》@ 曳舟文化センター(2024/01/06)

毎年お馴染みの新春クラシックコンサートへ行ってきました。
仕事始めを挟んで、今年二回目です。他にやること無いわけ。

前半は落語、古今亭志ん輔師匠の一席。
初めて落語を寄席で聞く、出だしで語るマクラってのが面白い。
演目は正直者が報われるという、いい噺じゃないですか。
家に帰って調べたら、古典落語「幾代餅 / いくよもち」でした。
短編小説を読み終えたホッとする感覚、スッと余韻が不意打ちに来た。
30分喋り通しは正に芸能、もう一度聞いてもクスッと笑ってしまいそう。

後半はメインのクラシックコンサート。
いつもより小さな会場でメンバー構成も小編成ですが、
劇場で演奏するオーケストラは音響抜群・迫力満点。
とりわけソプラノが超絶で、場外まで届きそうなダイナミックな声量。
今井さんご自身も魅力的だし、オペラの歌い手の規格外さに毎度驚く。
J.シュトラウスⅡは3日前の公演と丸かぶりでしたが、また違って聴こえる。
金管や打楽器がよく響く「管弦楽のためのラプソディー」は感極まってしまう。
笑いの要素が多め、一粒で二度おいしいとは言い得て妙。
羽目を外した感じ、ちょっとおふざけを含んだ演出がリラックスに繋がる。
賑やかな雰囲気がなにより、このスタイルは十分ありですね。
年末のベートーヴェンの第九よりもニューイヤーコンサートの方が
断然好きなんだよなって改めて思う。バカですねぇ。(^-^;


【第一部】落語 30分
落語:古今亭志ん輔

・・・休憩 20分・・・

【第二部】オーケストラ 60分
指揮:和田一樹
ソプラノ:今井実希*
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

J.シュトラウスⅡ:喜歌劇『こうもり』より序曲
ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「慕わしき御名」*
J.シュトラウスⅡ:ポルカ「観光列車」
グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」*
グノー:歌劇『ファウスト』より「宝石の歌」*
J.シュトラウスⅡ:ワルツ「美しく青きドナウ」
外山雄三:管弦楽のためのラプソディー
アンコール / J.シュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲

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《響の森》vol.53「ニューイヤーコンサート2024」 [Classic]

《響の森》vol.53「ニューイヤーコンサート2024」
@ 東京文化会館(2024/01/03)

毎年お馴染みの新春クラシックコンサートへ行ってきました。
最初と最後にウィンナ・ワルツを投じる新春らしい選曲も
バーンスタインが強烈で鮮明な聴きごたえ。
ミュージカルのおいしいところだけを詰め込んだ編曲でした。
あらためて映画観たくなるような感慨深さ。
それからヴァイオリンの前田妃奈さん、まだ21歳。
難度の高そうなヴィエニャフスキの曲を軽々と演奏して凄い。
と思ったらコンクールと凱旋コンサートで何度もお披露目してたんだとか。
でもカルメンでは情熱的で、演奏そのものが大好きなんだなと感じました。
すでに海外でやってますからね、堂々とした大物感が漂ってました。
あっという間にラストを迎え、美しく青きドナウ⇒ラデツキー行進曲。
やっぱりこの王道パターンでないとお正月らしくありませんね。(^^♪
指揮・原田慶太楼さんの個性が光るのプログラム。面白かったです。


指揮:原田慶太楼
ヴァイオリン:前田妃奈 第18回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞※
管弦楽:東京都交響楽団

【曲目】
J.シュトラウスII:オペレッタ こうもり序曲
バーンスタイン(メイソン編曲):ウエスト・サイド・ストーリーセレクション
ヴィエニャフスキ:グノーのファウストによる華麗なる幻想曲 op.20 ※
 休憩20分
バーンスタイン:キャンディード序曲
サラサーテ:カルメン幻想曲 op.25 ※
J.シュトラウスII:美しく青きドナウ op.314
アンコール / J.シュトラウスI:ラデツキー行進曲

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フレッシュ名曲コンサート 響きの森クラシック・シリーズVol.77 [Classic]

フレッシュ名曲コンサート 響きの森クラシック・シリーズVol.77
生誕150年の記念イヤーを迎えたラフマニノフ プログラム 
@ 文京シビックホール(2023/10/21)

「眠りの森の美女」でお出迎え。
原曲はバレエなのだけど、やっぱりディズニー映画の方が思い浮かぶ。
愛嬌があって可愛いよね。3分でグッとステージへ引き寄せられる。

次にラフマニノフのピアノ協奏曲、パガニーニの主題による狂詩曲。
パガニーニの有名な旋律を手を変え品を変え何度も繰り返す。
へそ曲がりな終わり方が何ともいえない余韻を与える。
ピアノ・ソロの森本隼太さんはまだ10代か、若いねぇ。
技巧的で変則的、色彩豊かな構成、甘美なフレーズを熱演。
ソリストアンコールもテクニックを魅せつけました。
若さと初々しさに好感、わんぱくに育ってほしい。頑張ってね。

時間が押して休憩は15分、まもなく交響曲第2番。
ラフマニノフのピアノの出番がない作品は、初の生鑑賞です。
重厚な面持ち、時折メランコリック、古典的にも感じる構成。
何せ60分の長丁場、序盤は暗くて途中やや疲れてくるけれど、
第3楽章の有名なフレーズ部分で気持ちがリフレッシュ。
最終楽章ではマエストロが踊る、立ち回りのような指揮っぷり。
大胆でエネルギーに満ち溢れた、華やかなフィナーレ。
非常に個性的、終演後に充実感がありました。芸術の秋を堪能です。

指揮:角田鋼亮
ピアノ:森本隼太
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

【曲目】
チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」より ワルツ
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ラフマニノフ:交響曲第2番

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アンコールも含めてオール・ロシア!!!
音楽で間違いなく世界トップなんだが、暴力でマイナス、残念です。



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フレッシュ名曲コンサート  新日本フィルハーモニー交響楽団 [Classic]

フレッシュ名曲コンサート  新日本フィルハーモニー交響楽団
映画を彩ったバロック音楽と映画音楽界の巨匠J.ウィリアムズの世界 
@ なかのZERO 大ホール(2023/09/23)

はじまりはヘンデルとバッハ。クラシックの基礎を築いた作曲家。
映画だけでなく、様々なところで使われるおなじみの二曲。
バロックの華やかさ、キラキラ感を改めて感じる。
そしてハイドン、トランペット奏者の三村梨沙さん登場。
青いドレス姿ですっくと立ち、音がよく通る、こだまする。
トランペットはパーンとエネルギッシュなイメージだったが、
やわらかな音色、歌うような豊かな表現力(よく息が続くよな)。
ソリストアンコールはまさにそれ、あたしにとっては新鮮だった。
ピアノ伴奏とのデュエットみたい。精彩を放つ。

後半はお目当ての J.ウィリアムズ 特集!
子供のころよく見たスティーブン・スピルバーグの映画音楽。
映画館で聴くのとはまた違った趣きがあり、サントラの豪華版。
スクリーンを彩った名曲群は、フルオーケストラで迫力満点。
そしてスピルバーグからジョージ・ルーカスへバトンタッチ。
申し分ない贅沢さ、「跳躍5度の旋律」をたっぷり堪能できました。
締めは E.T. のテーマ、なぜプロブラムに入れてないのだと思ったら、
アンコールに取って置いたんですね、腑に落ちました。
映画音楽もクラシックコンサートの定番になってきましたね。


指揮:和田一樹
トランペット:三村梨紗
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団

【曲目】
ヘンデル:組曲「水上の音楽」より アラ・ホーンパイプ
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob. VIIe:1
ソリストアンコール / エンニオ・モリコーネ:ガブリエルのオーボエ

J.ウィリアムズ:
インディ・ジョーンズより レイダース・マーチ
ジュラシック・パークより テーマ
シンドラーのリストより テーマ
スター・ウォーズ組曲
 I. メイン・タイトル II. レイア姫のテーマ III. 帝国のテーマ(ダースベーダーのテーマ)
 IV. ヨーダのテーマ V. 王座の間とエンド・タイトル
アンコール / E.T. より テーマ

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千住真理子 with 東京交響楽団 [Classic]

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千住真理子 with 東京交響楽団 @ かつしかシンフォニーヒルズ 2023/09/09
ヴァイオリンの名手・千住真理子の弾き振りによる ヴィヴァルディ「四季」

弾き振りというスタイルを実際に見てみたくてやってきました。
本人曰く、私が好き勝手に弾いて楽団員が必死に合わせているだけなんだとか。
単純明快な答え、超絶テクニシャンが揃ってないと成立しないようです。

1st ヴァイオリン×6、2nd ヴァイオリン×4、ヴィオラ×3、チェロ×2、コントラバス×1、&チェンバロ。
最初は東京交響楽団のメンバーのみでモーツアルトの弦楽合奏曲。
一発目から素晴らしく、場内が盛り上がりチェンバロ奏者とご本人登場。
バッハの名曲がヴァイオリン協奏曲に変身、チェンバロの音色が可愛い。
クライスラーのワルツもお馴染みで聴きやすいプログラム構成だ。
千住さんはコーラルピンクのドレスで可憐、堂々と弾きまくる。
優美で、時に男勝りで、ツカツカと疾走感のある演奏に感じられた。
前半ラスト、ヴィターリの「シャコンヌ」は初聴き、掘り出し物と言っていい。
プロデビューする12歳頃に出会って、恋をしたと云う隠れた名曲でした。
お兄ちゃんの編曲の良さと熱い演奏が重なって痺れました。もう泣けるレベル。

後半はお目当てのヴィヴァルディ「四季」、の全協奏曲一気にお披露目。
春の芽吹き、夏の太陽と豪雨、秋の収穫祭、冬は雪と氷、お家でほっこり。
どの季節も個性的で美しいけどね、あたしはやっぱり「冬」が好き。
荘厳な「冬」で終わるのがいいな、かっこよくまとまった。
一般的なソロコンサートだと大抵ピアノ伴奏でちょっと寂しい感じも、
今回は東京交響楽団の伴奏で豪華で迫力が違いました。
千住真理子さんはお話上手で笑いもあるコンサートでした。


指揮&ヴァイオリン:千住真理子
演奏:東京交響楽団
【曲目】
モーツァルト:ディヴェルティメント二長調K.136
J.S.バッハ作曲 / 千住明編曲:二つのメヌエット
クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ、美しきロスマリン
ヴィターリ / 千住明編曲:シャコンヌ
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」

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アンコールもお兄ちゃん千住明氏の編曲。
細かい性格で皆様にご迷惑をかける、みんな嫌がる曲作り。
って身内を毒舌でいじる、兄妹そろって才気の塊。仲良しだねぇ。




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川口ファミリー・コンサート [Classic]

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新日本フィルハーモニー交響楽団 特別演奏会 
川口ファミリー・コンサート @ 川口リリア(2023/08/20)

夏休みの最後は、たまにやる埼玉遠征。意外と好き。
魔弾の射手は艶やかで上々の盛り上り、続いて本日のメインはブルッフ。
ヴァイオリン協奏曲第1番のソリストは2011年生まれの HIMARI さん。
どう見たって小学生なのですが、その手にはストラディバリウス(貸与品)。
うわっ!巧い!音の運びにコブシがあるというか、技術的にはもう大人の演奏。
ソリストアンコールでパガニーニやるか?信じられない、末恐ろしい存在感。
この年齢でプロなんですね、もっと自由に遊べばいいのにと思っちゃう。
(プロフィールによると、現在アメリカを拠点に活動しているそうです。)

後半は知ってる曲、どこかでよく耳にするバレエやオペラの有名曲。
バーンと闘牛士をやって、火の鳥からボレロへ、熱く燃え上がる。
ポンポンポンと小気味良く転回して、軽快に、エネルギーに満ちていた。
生演奏で聴くボレロはいつでも素敵、ワクワク感がある。
親子で楽しむオーケストラコンサートはまんざら子供向きでもなくて、
むしろ大人向き。おじさんでも十分楽しめる音楽の授業でした。


指揮:横山 奏
ヴァイオリン:HIMARI
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団

【曲目】
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調op.26
ビゼー:歌劇「カルメン」より”前奏曲”
ストラヴィンスキー:バレエ、「火の鳥」組曲(1919年版)より
ラヴェル:ボレロ

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本番前のロビーコンサート、最前列でかぶりつき。
選曲がナイス、プログレッシブでロック風、夏フェス気分をもらった。



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大河ドラマのテーマ曲 徹底解剖!その2 [Classic]

下野竜也プレゼンツ!音楽の魅力発見プロジェクト 第10回
「大河ドラマのテーマ曲 徹底解剖!」オーケストラ付きレクチャーその2
@すみだトリフォニーホール(2023/08/11)

大河ドラマのテーマ曲を解説付きで贈るコンサート。
2年前の企画が、まさかほんとの続編です。
曲目も事前にリクエストを募集していて前回よりも詰め込んでる。
黎明期は映画音楽そのもの、やがて時代劇っぽくなり、現代音楽にひろがる。
作曲家の狙いや個性が垣間見える、そんな印象を受けました。
解説では山本直純さんの録音時の逸話、
効果音で「粘土をこねてテーブル台にたたきつける」を実際に見せる。
など、制作者だから話せる昔話・苦労話が聴けました。
テーマ曲は手間がかかるとかダジャレも織り交ぜて。(^-^;
マエストロ下野さんは鹿児島出身ってことでアンコールは「西郷どん」。
実際ドラマを見ていなくても、オーケストラの生演奏は臨場感が違います。
そこに尽きるかな。笑いと拍手喝さい、楽しくリラックスして聴けました。

指揮・お話・企画監修:下野竜也
ゲスト・作曲家:池辺晋一郎
琵琶:久保田晶子
笛:福原寛瑞
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団

【曲目】
大島ミチル:天地人(2009)
冨田勲:花の生涯(1963)
依田光正:樅ノ木は残った(1970)
林光:国盗り物語(1973)
山本直純:風と雲と虹と(1976)
湯浅譲二:草燃える(1979)
~ゲスト・トーク~
池辺 晋一郎:峠の群像(1982)
池辺 晋一郎:元禄繚乱(1999)
林光:山河燃ゆ(1984)
一柳慧:飛ぶが如く(1990)
三枝成彰:花の乱(1994)
小六禮次郎:秀吉(1996)
エバン・コール:鎌倉殿の13人(2022)
稲本響:どうする家康(2023)
アンコール / 富貴晴美:西郷どん(2018)

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SaLaD 音楽祭 メインコンサート《スターバト・マーテル》 [Classic]

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サラダ音楽祭メインコンサート《スターバト・マーテル》
@東京芸術劇場 2023/08/06

ゴールデンウィークに足を運んだ「野音」での公演が楽しかったので、
続けてメインコンサートにも来てしまいました。釣られやすいね。(^-^;

まず、バッハの序曲とエアを連続演奏。
マーラーの編曲版は整然として、すっと耳に入ってくるね。
序曲の最終部でダンサー二人が現れ、エアで踊る。
独特な振り付けで現代舞踊のよう、優雅さをオーケストラに添える。
G線上のアリアがモダンなバレエ曲になっちゃった。
前半15分ぐらいやって、それから20分の休憩タイム。
もう休憩かよと思ったらドヴォルザークは90分近くの長丁場。
10曲から成るまじめな宗教曲(聖歌)、深い悲しみと祈りが込められている。
荘厳で暗いけれど、声楽の多彩さ、アンサンブルが魅力的だった。
アルトの独唱良かったね、そして合唱団は60名くらいでしょうか?
全員そろってのコーラスは圧巻、声量のボリュームが桁違い。
ラストは無論大団円で、白黒からカラフルな世界へ再生した。
ただただ浸ってた、すんごいものを聴いたなっていう率直な思い。
合唱付きは「運命」しか聴いたことがなかったので、勉強になりました。

サラダ = SaLaD の由来である Sing and Listen and Dance〜歌う!聴く!踊る!
コンセプトそのものなコンサートだった、存分に味わいました。

指揮:大野和士
ソプラノ:小林厚子
メゾソプラノ:山下裕賀
テノール:村上公太
バス:妻屋秀和
ダンス:金森穣、井関佐和子(Noism Company Niigata)
合唱:新国立劇場合唱団
演奏:東京都交響楽団

【曲目】
J.S.バッハ(マーラー編) / 管弦楽組曲より「序曲」「エア(アリア)」
※「エア(アリア)」のみダンス付き
ドヴォルザーク / スターバト・マーテル



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N響ベストクラシックス 2023 [Classic]

N響ベストクラシックス 山下一史×金川真弓×N響
@かつしかシンフォニーヒルズ(2023/07/01)

2年ぶりのNHK交響楽団、N響ベストクラシックスへ行ってきました。
プログラムはチャイコフスキーの名曲二組。

前半はヴァイオリン協奏曲。
奥行きのある豊かな彩り、一音一音丁寧に紡いでゆく独奏。
この曲自体も好きなんだけど、気品のある演奏に惹きこまれた。
うっとりするよね、心地よかったです。
後半は交響曲第4番。
延々と紆余曲折しまくる長丁場な交響曲。
抑揚を効かせて進行しつつも、ふとあるごとに音量が特大に変わる。
とにかく熱く重厚なサウンド、ここまでやるかっていう大胆な演出。
爆音のチャイコフスキーは圧巻。生演奏で触れる迫力がたまらん。
これがあるから癖になる。気分転換に何度でも足を運んでしまう。
梅雨空をぶっ飛ばす、そんなパワーあふれるコンサートでした。

指揮:山下一史
ヴァイオリン:金川真弓
管弦楽:NHK交響楽団
【曲目】
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
チャイコフスキー:交響曲 第4番 へ短調 作品36

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チャイコフスキーの父はウクライナ人だったそうで、
ソリストアンコールはウクライナ民謡。アンコールも充実してた。(^.^)


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パスカル・ヴェロ ✕ 仙台フィル 2023 [Classic]

アイリスオーヤマ クラシックスペシャル 2023
パスカル・ヴェロ✕仙台フィル @ サントリーホール 2023/06/01

一昨年のコンサートがとても印象深く、また行きたいなと思っていました。
サントリーホールにおける演奏会は特別感がありますね。

最初はプーランク、牝鹿とは若いお嬢さんたちを表すとのこと。
軽快に、キラキラッとしたバレエ音楽は、まるでダンスミュージックだね。
続けての協奏曲は真っ正面のパイプオルガンの迫力満点な響き。デカすぎ。
荘厳な教会音楽のフレーズ、多重録音のようなサウンド、不協和音の緊張感。
リズムは地を這って轟くティンパニの野性的豪快なドラミング。
クラシック音楽ではなかなか味わえない音圧、聴きごたえがあった。

休憩を挟んで、後半はベルリオーズの幻想交響曲。
序盤は落ち着ける曲調で、前半戦に満足したのか、眠りを危うく誘う。
だが、オーケストラをフルに活かした音響の多様性、立体的な創りに気付く。
ほんとに幻想的、物語性があって飽きることもなく、没頭した。
ラストは大音量で、またもやふんぞり返る、至近距離ならではの体感、多幸感。
プーランクもベルリオーズも好きになっちゃった、これをやった仙台フィルも。
再訪して良かった。爽やかでしかも強烈なコンサートだった。

指揮:パスカル・ヴェロ(仙台フィル 桂冠指揮者)
オルガン:今井 奈緒子
ティンパニ:竹内 将也
演奏:仙台フィルハーモニー管弦楽団

【曲目】
プーランク:演奏会用組曲「牝鹿」
プーランク:オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14a


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カーテンコールは撮影OK だったのですが、照明で飛んでしまった。(^-^;



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SaLaDスプリングコンサート [Classic]

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祝・日比谷野音100周年~SaLaDスプリングコンサート 野音 de オーケストラ 
@ 日比谷公園大音楽堂(2023/05/04)

サラダ音楽祭主催のチケットが当選しました。
というわけで久しぶりの、ゴールデンウィークにお出かけです。

日比谷公園大音楽堂の100周年を祝したクラシックコンサート。
野音の完成から2ヶ月後に起きた関東大震災でも、びくともしなかったそう。
災害に見舞われた人々に慰労と音楽を提供する場になったそうです。
都知事の百合子さんのコメントより。うろ覚え

オープニングはパイレーツオブカリビアンのテーマ曲。
マエストロの井上道義は海賊のコスプレで登場し盛り上げる。
演奏後、衣装チェンジを兼ねてゲストの小池都知事と出番交代。
饒舌な挨拶とは対照的に、ラデツキー行進曲の指揮振りは少し硬かったな。
無事に完奏、正装になったマエストロが再登場、オーケストラも本気モード。
アンダーソンによる弦楽器一体のピチカートはユーモアで特別感がある。
「春の声」は新緑にピッタリ、ソプラノに見惚れちゃう。流石はプロの声量。
「天体の音楽」は青天のはるか向こう、次男坊のひねくれ感があるんだとか。
組曲「グランド・キャニオン」は自然を耳と肌で触れる、迫力を直に感じた。
陽気で開放感のあるプログラム。あっという間の一時間でした。
公演日は五月晴れ、陽が差す座席側は暑くて大変そうだったけど、
私の席は日陰に入ったところ、時折吹く風が優しく涼しくて快適。
野外のクラシックコンサートは天候に恵まれ、清々しかったです。
このあとはラフォルジュルネが待っている。


指揮:井上道義
ソプラノ:中川郁文「春の声」
司会:中井美穂
演奏:東京都交響楽団

【曲目】
バデルト:映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」より
アンダーソン:プリンク・プランク・プランク Plink, Plank, Plunk!
J.シュトラウス2世:ワルツ「春の声」 op.410
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」 op.235
グローフェ:組曲「グランド・キャニオン」より
「第1曲 日の出」、「第4曲 日没」、「第5曲 豪雨」


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オーケストラの日 2023 [Classic]

オーケストラの日 2023 @ 東京文化会館 2023/03/31

3月31日はミミにイチバン! 「オーケストラの日」。
前回から4年ぶりに開催されました、満員御礼の張り紙。
オーケストラ界にとってコロナ禍はとても大変だったようです。
よってプログラムもこの日のための特別バージョン。
幕開けはドヴォルザーク、キレがあってきらめく、華々しく始まる。
続くワーグナーは、何とも奥ゆかしい、美しい、ゆるりと傾聴する。
ベートーヴェンは、私でも知っている「田園」からの抜粋。
第4楽章「雷雨、嵐」⇒第5楽章「牧人の歌嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」
表題そのものが、このコンサートに秘められたメッセージを記していた。
ラストのチャイコフスキーも交響曲の最終楽章より。
まさに美味しいところ、チャイコフスキーならではの壮大な終わりかた。
まんまと惹きこまれました、ダイナミックでスカッとした。
休憩なしの演奏も司会進行を挟むので、その間ストレッチして一休みOK。
アンコールもあって大盛況、誰もが楽しめるコンサートでした。
ストレス解消にはやはり迫力のある生演奏に限りますね。(^-^)

演奏:オーケストラの日祝祭管弦楽団
(首都圏13楽団+群馬交響楽団、富士山静岡交響楽団)
指揮:キンボー・イシイ
コンサートマスター:篠崎史紀
司会:山田美也子

【曲目】
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」op.92
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ベートーヴェン:交響曲第6番へ長調「田園」op.68 より第4楽章&第5楽章
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 op.64より第4楽章
アンコール / クライスラー:愛の喜び

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どうでもよい話、余談です。
タモリ倶楽部、とうとう終わっちゃった。残念です。
あぁあ、おじさんが好んでみるバラエティ番組は無くなった。
番組の役割を果たしたって、それはもうテレビの役目も終わりだと思う。
小さな別れの春。今年気になるのは MLB(大谷君ほか)くらい。



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