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小山実稚恵 サントリーホール・シリーズ Concerto<以心伝心> [Classic]

小山実稚恵 サントリーホール・シリーズ Concerto<以心伝心>

ピアニスト小山実稚恵デビュー40周年(2025年)に向けての、
コンチェルト・コンサートに行ってきました。at 2022/10/29

前半はメンデルスゾーンの楽曲。
オーケストラのみの序曲からスタートして温まる。
清々しい雰囲気に包まれて、ご本人登場、人気あるのね。
メンデルスゾーンの協奏曲は演奏する機会があまりないそうなのだが、
完全に自分のものにしてしまっている。とても楽しそうに弾いている。
バワフルなビアノに見えて、実は丁寧にまとめて、綺麗な音色でした。

後半のラフマニノフはさらにパワフル増強。まだパワー出るのか。
今思えば、メンデルスゾーンは肩慣らしだったのかな。
一切妥協のない、情感溢れる演奏。一心不乱の集中力。
オーケストラとの連帯性が見事に繋がって、まさに縁の下の力持ち。
なんかすごいなってすぐに直感した。もう流れのままに身を委ねるだけ。
痺れた。こんなにも情熱的で奥行きを感じるとは思わなかった。
強烈な盛り上がりで終演。スタンディングオベーションまであった。

アンコールは指揮者大野氏との連弾。珍しい光景にどよめきの声。
ふたりは藝大の同期で互いに敬愛している間柄なんだそう。
まぁそういうことでしょうな、距離感が普通じゃなかったもん、
見てるこっちが恥ずかしいくらい。

実は後半開始前、上皇后美智子さまがご来賓されて、大変驚いた。
否が応でも格式高い雰囲気になって、背筋がピンとしちゃった。
アンコールの二曲目バッハは美智子さまにささげられたのかな。

ピアノ:小山実稚恵
指揮:大野和士
演奏:東京都交響楽団

【曲目】
メンデルスゾーン:序曲「美しいメルジーネの物語」
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調 作品25
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 作品30
【アンコール】
ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲第10番(小山実稚恵&大野和士によるピアノ連弾)
J. S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 第1番 より プレリュード

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たまに買ってみる P席は団員の様子が真後ろから見られて面白いな。
思いがけない出来事があって、印象深いコンサートでした。(^.^)



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