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千住真理子 with 東京交響楽団 [Classic]

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千住真理子 with 東京交響楽団 @ かつしかシンフォニーヒルズ 2023/09/09
ヴァイオリンの名手・千住真理子の弾き振りによる ヴィヴァルディ「四季」

弾き振りというスタイルを実際に見てみたくてやってきました。
本人曰く、私が好き勝手に弾いて楽団員が必死に合わせているだけなんだとか。
単純明快な答え、超絶テクニシャンが揃ってないと成立しないようです。

1st ヴァイオリン×6、2nd ヴァイオリン×4、ヴィオラ×3、チェロ×2、コントラバス×1、&チェンバロ。
最初は東京交響楽団のメンバーのみでモーツアルトの弦楽合奏曲。
一発目から素晴らしく、場内が盛り上がりチェンバロ奏者とご本人登場。
バッハの名曲がヴァイオリン協奏曲に変身、チェンバロの音色が可愛い。
クライスラーのワルツもお馴染みで聴きやすいプログラム構成だ。
千住さんはコーラルピンクのドレスで可憐、堂々と弾きまくる。
優美で、時に男勝りで、ツカツカと疾走感のある演奏に感じられた。
前半ラスト、ヴィターリの「シャコンヌ」は初聴き、掘り出し物と言っていい。
プロデビューする12歳頃に出会って、恋をしたと云う隠れた名曲でした。
お兄ちゃんの編曲の良さと熱い演奏が重なって痺れました。もう泣けるレベル。

後半はお目当てのヴィヴァルディ「四季」、の全協奏曲一気にお披露目。
春の芽吹き、夏の太陽と豪雨、秋の収穫祭、冬は雪と氷、お家でほっこり。
どの季節も個性的で美しいけどね、あたしはやっぱり「冬」が好き。
荘厳な「冬」で終わるのがいいな、かっこよくまとまった。
一般的なソロコンサートだと大抵ピアノ伴奏でちょっと寂しい感じも、
今回は東京交響楽団の伴奏で豪華で迫力が違いました。
千住真理子さんはお話上手で笑いもあるコンサートでした。


指揮&ヴァイオリン:千住真理子
演奏:東京交響楽団
【曲目】
モーツァルト:ディヴェルティメント二長調K.136
J.S.バッハ作曲 / 千住明編曲:二つのメヌエット
クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ、美しきロスマリン
ヴィターリ / 千住明編曲:シャコンヌ
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」

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アンコールもお兄ちゃん千住明氏の編曲。
細かい性格で皆様にご迷惑をかける、みんな嫌がる曲作り。
って身内を毒舌でいじる、兄妹そろって才気の塊。仲良しだねぇ。




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