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硬派弦楽アンサンブル「石田組」 [Classic]

石田組ツアー2022/2023 
硬派弦楽アンサンブル「石田組」
@かつしかシンフォニーヒルズ(2022/04/09)

石田泰尚率いる男だけのストリングス・ユニット「石田組」
(神奈川フィルハーモニー管弦楽団 首席ソロ・コンサートマスター)

ステージ中央に石田氏&弦楽奏者12人のコンサート。
前半はクラシックの曲目、王道の室内楽。
抒情的でしっとりと、地に足ついた感じ、実に真面目。
アイルランド民謡とかね、ジーンと沁みるわ。
後半からはジャンルを超えたセットリスト。
超有名曲をどうアレンジするかで、印象も変わってくる。
映画音楽はドンピシャの相性でしっくりきた一方で、
ハードロックの楽曲はイマイチぴんと来なかった。
ヴァイオリン固有の音色が高すぎて、どうしても可愛く聴こえちゃう。
原曲の迫力を再現するために、中重低音の楽器に持ち替えてほしいよ。
アンコールは3曲もあってサービス満点。
OASIS の WHATEVER は原曲通りのストリングスでなかなかよかった。
想像と違った、普通のクラシックコンサートとはかけ離れているね。
フルオーケストラの迫力はないけれど、遊び心があった。
硬派の容姿からは想像できんチャーミングな演奏でした。


ソロ・ヴァイオリン: 石田泰尚
ヴァイオリン: 三上亮、塩田脩、双紙正哉、山本翔平、丹羽洋輔
ヴィオラ: 生野正樹、萩谷金太郎、長石篤志
チェロ: 金子鈴太郎、大宮理人、塚本慈和
コントラバス: 米長幸一

【曲目】
エルガー:弦楽セレナード ホ短調 Op.20
アイルランド民謡(フランク・ブリッジ編曲):ロンドンデリーの歌
ラター:弦楽のための組曲
休憩20分
バーバー:弦楽のためのアダージョ
シルヴェストリ(松岡あさひ編曲):バック・トゥ・ザ・フューチャー
ホーナー(松岡あさひ編曲):マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
クイーン(松岡あさひ編曲):輝ける7つの海
ヴァン・ヘイレン(松岡あさひ編曲):ジャンプ
ガンズ・アンド・ローゼズ(松岡あさひ編曲):ユー・クッド・ビー・マイン

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#640〈トリフォニーホール・シリーズ〉 [Classic]

第640回 定期演奏会〈トリフォニーホール・シリーズ〉
@すみだトリフォニーホール(2022/02/19)

初代音楽監督登場!
ヨーロッパでは王道の定番プログラムを聴く

前半はシューマン。
春という題目から連想すると、陽気で朗らかなイメージだったが、
いざ聴いてみると、春の強風の、結構忙しない曲目だった。
ごちゃごちゃしたように、色々な音色が飛んでくる。
フワフワとあれよあれよと過ぎていくが、、、
フィナーレはきれいに着地した。まとまった。
なんだかコミカルに感じられた交響曲だった。
後半はフランク。
弦楽器のユニゾン、第一楽章から大音量で迫力十分。
シューマンに比べると整然としてるってことがわかる。
起承転結があって、重々しくも堂々とした演奏。
マエストロが兎に角渋い、かっこよかったね。
どちらも初聴きでしたので新鮮だった。個性的な公演であった。

指揮:小泉和裕
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団
【曲目】
シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 op. 38 「春」
Schumann:Symphony No. 1 in B-Flat Major, op. 38, "Spring"
フランク:交響曲 ニ短調 M. 48
Franck:Symphony in D Minor, M. 48

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2月は誕生月なのでちょっと良い席にしてみました。(^.^)



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第67回ティアラこうとう定期演奏会 [Classic]

第67回ティアラこうとう定期演奏会 @ ティアラこうとう(2022/01/29)

シューベルト最後のビアノソナタをピアノ協奏曲へ再構築。
編曲した吉松さんとマエストロ藤岡さんのプレトークを聞いたことで、
原曲の世界観に深入りすることができました。20年経っての初演。
ソリストの田部さんを想定して編曲された曲になります。とのことで、
その御本人が演奏すればね、それはそれは素敵なピアノ協奏曲となる。
解説の通り鉄琴がアクセントになってましたね。
ほぼ原曲通り、ユーモアも交えて、おおらかなオーケストラの聴き応え、
こういう探求心をくすぐる作品っていいな。今後も披露するそうです。
死期を悟ってこの曲を作るシューベルトは恐ろしいほどスゴイ逸材。

シベリウス交響曲1番も情熱的でなかなか良かったなぁ。
特に第4楽章、時に雷鳴のごとく金管が鳴り、重低音がズンズン来る。
ここの指揮者・楽団は重厚な交響曲が得意なのかな?
見事にやられましたよ、充実したプログラムでした。

指揮:藤岡 幸夫(首席客演指揮者)
ピアノ:田部 京子
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

【曲目】
シューベルト(吉松隆編):シューベルト@ピアノ協奏曲(世界初演)
シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 作品39

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ホールの端っこではあるけれどピアノから結構近い。見惚れちゃった。



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《響の森》vol.49 ニューイヤーコンサート 2022 [Classic]

ニューイヤーコンサート 2022 @ 東京文化会館(2022/01/03)

2022年の新春クラシックコンサート。
お正月らしいことはこれしかなかったよ。(-_-;)

新年の幕開けに似合う明快な序曲から始まって、
間髪入れずラフマニノフのピアノ協奏曲第2番へ。
深くて複雑なメロディに置いてけぼりになりそうなのを、
なんとか集中して聴けたかな?重厚感とかロマンティックとか。
奏者の濃紺のドレスがこの曲調とマッチして、見た目も演奏も甘美でした。
後半はビゼーの「アルルの女」、打って変わって分かりやすい。
やっぱりね、なじみの曲であれば気持ちよく楽しめますね。キレがある。
それと、どうもカルメンと混同してしまうよなと思っていたら、
アンコールで演奏してくれました、気が利いてるな。偉い。
お祭り感が味わえて、お正月らしく良かったです。
熱気を帯びた満員御礼の会場。ちょっとだけ平時に戻った幸せ。

いつまで続けられるかわかりませんけれど、
今年もよろしくお願いいたします!


指揮:飯森範親
ピアノ:萩原麻未
管弦楽:東京都交響楽団

【曲目】
グリンカ:オペラ『ルスランとリュドミラ』より 序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
ソリスト・アンコール / J.S.バッハ(グノー編曲):アヴェ・マリア
ビゼー:『アルルの女』組曲第1番・第2番
アンコール / オペラ『カルメン』より 前奏曲

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五階席中央の二列目、つまりホールの一番奥に陣取る。
それでも結構な音が届くのは穴場の座席なのかも。好みによりますが。



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フレッシュ名曲コンサート 深まる秋に贈る円熟のピアノ [Classic]

フレッシュ名曲コンサート
深まる秋に贈る円熟のピアノ 横山 奏×横山幸雄×新日本フィル
@かつしかシンフォニーヒルズ(2021/11/21)

フレッシュ名曲コンサートという名の通り、
今回はチャイコフスキーとドヴォルザークの超名曲三昧。
何度も聴いたことのある曲を再び鑑賞しに行くなんてどうかしてる?
馬鹿なの?って言われても致したがない。。。
でもね、ソロ演奏者、指揮者、ホール、色々と条件が変わるとね、
あれっ?ん?オッ!っと分かってしまう、音の広がり、テンポ、アレンジ諸々。
無意識ながらも、前回とは印象変わっているぞっていう感覚が不思議。
定期的に何度も通っていれば、その違いに気付くことがある。
ほんの僅かだけどね、そういう感じ方が面白くもある。
これは名曲で何度聴いても腐らないという条件があってこそですが。

ピアノ協奏曲はソロ部分で、顔色一つ変えずさらっと弾いてしまう技巧。
自由な広がりはちょっと憎たらしくも、かっこよく見えるオジサマ。
「新世界より」は第4楽章の、機関車のパワーを再現する、圧倒的な音量。
郷愁感からの転換にまたもやられる、期待通りの実直な指揮振りが良かった。
臨場感にどっぷりと浸って、ガス抜きできました。


指揮:横山 奏
ピアノ:横山幸雄
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
【曲目】
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 Op.95

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フレッシュ名曲コンサートは曲数多めでオススメです。
プログラムには記載されていないオマケがとても楽しいのです。


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小林研一郎 入魂のチャイコフスキー [Classic]

かつしかシンフォニーヒルズ リニューアル記念
《小林研一郎 入魂のチャイコフスキー》小林研一郎×服部百音×読響
@かつしかシンフォニーヒルズ(2021/10/23)

本公演はチャイコフスキーの二本立て。渋い。深い。暗い。
まずはじめはヴァイオリン協奏曲。その第1楽章は、
フジテレビ系番組のツールドフランスのエンディングテーマにも使われ、
個人的な思い入れがある曲。初っ端からちょっと感動している。
第2楽章からは、甘く切ないメロディに、キレッキレの離れ業を垣間見た。 
お若いのに凄いね。さらに成長したらどうなるんだろうね?
ヴァイオリニストの服部百音という名前は覚えておかなくては。

対する後半の交響曲はマエストロを眺めていた。どうしても目が行くんだよ。
譜面台や安全柵、遮るものがないから距離間が近く、立ち振る舞いが大きく見える。
天空を指さすような独特のタクトに、孤高の雰囲気、あるいは固い精神を感じ、
見ていてかっこよい。惚れ惚れする。御年81歳とは信じられん力強さ。
仄暗いサウンドにただ浸るだけ、コバケンの世界観に魅了された。
そして見惚れているうちに、クラシックお決まりの終盤の盛り上がり。
金管楽器の中重低音が大音量でさく裂、空気が裂けるような感覚が伝わる。
結果大団円。アンコールはクライマックスのラスト2分を再演奏する粋な計らい。

今月2度目のコンサート鑑賞で、このご時世に欲張りすぎたと思いつつも、
足を運んでみるもんです。帰路はその足取りが軽くなっています。
文字通り「芸術の秋」を堪能できました。

指揮:小林研一郎
ヴァイオリン:服部百音
管弦楽:読売日本交響楽団
【曲目】
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
アンコール / 交響曲第5番の最終楽章のラスト2分間

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N響ベストクラシックス [Classic]

かつしかシンフォニーヒルズ リニューアル記念
N響ベストクラシックス 川瀬賢太郎×佐藤晴真×NHK交響楽団
@かつしかシンフォニーヒルズ(2021/10/09)

前半のチャイコフスキーは、チェロ奏者を迎えての二曲。
チェロのもつ中低音の音域は、温かみのある音色で心地よいな。
心を穏やかにする効果がある。そして意識を失う境地をさまよう。
、、、隣のお爺さんも仮死状態でした。(^-^;

ベートーヴェンの第7番は、派手さ、豪華さがあった。
どうせならリズムに乗りに乗って大袈裟にやるほうが楽しい。
なにより指揮者が躍っている。お立ち台で一人で勝手にやっている
と思っていると次第に引き込まれ、第4楽章で絶頂を迎える。
渾身の指揮振りだった。拍手喝采の熱狂冷めやまぬなかでアンコール、激熱。
生演奏ならではの高揚感。大団円でした。


指揮:川瀬賢太郎
チェロ:佐藤晴真
管弦楽:NHK交響楽団
【曲目】
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 作品33(原典版)
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 作品11から第2楽章
「アンダンテ・カンタービレ」(solo Vc + str.)
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92

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久しぶりのN響。カメラが幾つもあって録画してました。
テレビに映っちゃうかな、こまるなぁ。(^-^;


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怖いクラシックコンサート [Classic]

「怖い絵」シリーズの著者・中野京子が贈る『怖いクラシックコンサート』
@東京文化会館(2021/09/19)

美術と音楽を組み合わせた企画もの。
天井から吊るされたスクリーンに絵画を投影して、
ステージ上では関連した楽曲をフルオーケストラで生演奏。
解説/司会が脱線したりして長くて眠くなっちゃったけど、
最近全く美術館へ行ってなかったので、まじまじと名画を楽しめた。
結論から言うと、怖い音楽?ではなかったな。(^-^;
どこかで耳にしたことのある曲目で構成されていたが、
カルメンをオペラ歌手が歌う、歌唱バージョンを初めて聴きました。
プロの歌声は生で聴くと全然違うな。ほんとカラダが楽器なのね。
人並外れた声量に飲み込まれた、気のせいか音圧も肌で感じてしまう。
オペラの魅力を知ってしまった。実際に体感しないと分からなかった。
今後の公演(座席とか)選びについて参考にしよ。


ソプラノ:砂川涼子
メゾソプラノ:谷口睦美
テノール:笛田博昭
バリトン:与那城敬

指揮:三ツ橋敬子
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
解説:中野京子
司会:笠井美穂

【曲目】
チャイコフスキー:オペラ『エフゲニー・オネーギン』よりポロネーズ
ラヴェル:「亡き王女のためのパヴァーヌ」
プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』より「かわいい坊や」
ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
ビゼー:オペラ『カルメン』より数曲抜粋
アンコール / サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」

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プログラムを会場に忘れ絵画の題名が思い出せない。(-_-;)


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大河ドラマのテーマ曲 徹底解剖! [Classic]

下野竜也プレゼンツ!音楽の魅力発見プロジェクト第8回
レクチャー付きコンサート「大河ドラマのテーマ曲 徹底解剖!」
@すみだトリフォニーホール(2021/08/14)

第8回のテーマは大河ドラマ。
最も身近なオーケストラが大河ドラマのテーマ曲なのだそう。
武満徹、芥川也寸志、山本直純、池辺晋一郎、エンニオ・モリコーネ、、、
作曲者の顔ぶれが多彩、その辺りから解説付きで演奏(休憩なし約70分)。

下野竜也さんはこれまで大河ドラマ五作品でレコーディングに参加したという。
ゲストの池辺晋一郎さんも同じく作品を提供している。
その舞台裏の苦労話、作曲術をダジャレを交えて話してくれました。
音楽家はおしゃべり好きが多いのかな。段取り無視でずっとしゃべっている。(^-^;
年代ごとに聴いてみて、昭和、平成、令和と作風が変移していったのが分かった。
テレビでは聞き流していたテーマ曲も、生演奏だと迫力があってかっこよいね。
作曲家の個性、ドラマに対する思いが2,3分ほどの曲にぎっちり込められていた。と思う。
最後は鹿児島出身ってことで「西郷どん」でフィナーレ。予想以上に面白かった。
超マニアックな企画ですが来年もあるとのこと。あと40曲ありますよ。


指揮・お話・企画監修:下野竜也
オンド・マルトノ:原田節*
ヴァイオリン:崔文洙**
作曲家・ゲスト:池辺晋一郎
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団

【曲目】
NHK大河ドラマのテーマ曲より
 「武田信玄」山本直純作曲
 「赤穂浪士」芥川也寸志作曲
 「元禄太平記」湯浅譲二作曲
 「花神」林光作曲
 「風林火山」千住明作曲
 「篤姫」吉俣良作曲
 「黄金の日日」池辺晋一郎作曲
 「独眼竜政宗」池辺晋一郎作曲*
 「真田丸」服部隆之作曲**
 「麒麟がくる」ジョン・グラム作曲
アンコール / 「西郷どん」富貴晴美作曲

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パスカル・ヴェロ ✕ 仙台フィル [Classic]

アイリスオーヤマクラシックスペシャル2021
パスカル・ヴェロ✕仙台フィル@サントリーホール(2021/07/22)

はるばるフランスからやってきたパスカル・ヴェロさんは
来日後2週間、ホテルの部屋でじっとしていたそう(大変そう)。
軟禁されていたって楽団員がジョークを飛ばしていましたが、、、
その心労はどこへやら、係る人々と音楽に対する真摯な思いがみなぎっていた。

前半はベルリオーズの独創性、ドビュッシーの鮮やかな叙情性。
マエストロの陽気な人柄、仙台フィルに愛されているのはすぐに分かって
これは面白そうと期待したのに、演奏が始まるや否やまぶたが重くなる。
別に座席が座りやすいわけでもないのにさ。おかしい (-_-;)
半分寝てる、うとうとしてる、催眠物質でも仕込んでるんかな。
それでも印象が強かったのは夜想曲第3部、計16人女声合唱の発する歌声は、
まことセイレーンと化して聞きほれてしまいました。

今回の目玉は几真面目さが滲むサンサーンスで登場するパイプオルガン。
パイプオルガンの響きって凄いな、目の前にしてわかる全く異質な音感。
時に包み込まれたり大音量で圧倒されたり、なんでもこなしてしまう。
この楽曲ではオーケストラを上から支配する存在でした。勉強になった。


指揮:パスカル・ヴェロ(仙台フィル 桂冠指揮者)
オルガン:今井 奈緒子
合唱:東京混声合唱団
演奏:仙台フィルハーモニー管弦楽団

【曲目】
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
ドビュッシー:夜想曲
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」
アンコール / サン=サーンス:交響曲第3番オルガン付き終楽章より

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仙台フィルハーモニー管弦楽団の演奏を初めて見聞きしました。
実力は無論、東京の楽団とは違うおもてなし(親近感)がありました。(^.^)



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大人のためのコンサート  みんなにエール! スポーツ特集 [Classic]

SMBC Presents 第7回 「大人のためのコンサート 」チャリティ演奏会
@すみだトリフォニーホール(2021/06/21)

みんなにエール! スポーツ特集
クラシック音楽を楽しみたいと思いはじめた方のための演奏会です。
聴きどころやミニ知識を優しくご案内。
楽しみながら「はじめの一歩」を踏み出せます(休憩なし約70分)。
、、、忘れっぽいので定期的に初心に帰るのです。

オリンピックや運動会でおなじみのプログラム編成。
そして、あたしも野球小僧でしたから、古関先生の三曲は熱が入ります。
昭和のど真ん中な楽曲を、テノール奏者が堂々と歌いあげる。
一体どっから立派なボイスが生まれるんだ?
この声量で豪華な演奏をバックに歌うのは気持ちいいでしょうね。
いっその事、ともに歌ってみたかったね。これだけでも楽しかった。
なんだかんだ言って、みんなスポーツ好きなんだね。
トークと演奏時間が同じかよってくらい、おじさん達が盛り上がってました。
途中ダラけてしまったけど、一応アンコールもあったので許容範囲。
演奏本番はキラキラなサウンド、ホールでの生演奏の響きは何とも心地よい。
5月のラフォルジュルネは中止だったから、感情も一層強くなります。
とりあえずガス抜きできた。音楽のエールは届いたかもです。


指揮:和田一樹
テノール: 新堂由暁
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団

【曲目】
ジョン・ウィリアムズ:オリンピック・ファンファーレ
古関裕而:東京オリンピック行進曲
古関裕而:「栄冠は君に輝く」
古関裕而:六甲おろし(阪神タイガース)&闘魂こめて(読売ジャイアンツ)
フチーク:剣士の入場 
アンダーソン:トランペット吹きの休日
ハチャトゥリアン:組曲「仮面舞踏会」よりワルツ(浅田真央サンで有名⁈)
ハチャトゥリアン:バレエ音楽『ガイーヌ』より「剣の舞」
アンコール / オッフェンバック:『天国と地獄』より「カンカン」

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チケット発券の際、座席が思ったよりも前方でちょっと驚いた。
満席、否、半数ほどでしたが、どうしたって良席中心に観客が集まりますね。
あんまり前向きの気持ちになれないのだけれど、、、
こういったイベントに参加する以上、コロナワクチン撃たないとね。(-_-;)



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第65回ティアラこうとう定期演奏会 [Classic]

第65回ティアラこうとう定期演奏会 @ ティアラこうとう(2021/04/17)

アパラチアの春はリズミカルで明るい曲なんだけど、
メロディがコロコロ動き回って、つかみどころがない感じ。
なんだこれ?って考えているうちに終わっちゃった。現代音楽のよう。
クラリネット協奏曲は管楽器はクラリネットひとりだけ。
後ろにピアノハーブを含む弦楽器奏者たちが並ぶ。
曲の中盤にクラリネットのソロのパートがジャズっぽくて素敵。
そのままの勢いで華やかに、オーケストラと呼応して面白かったね。

メインはチャイコフスキーの交響曲第4番。
全体を通して中重低音の響きが体に伝わる。
緊迫した重さがある、分っちゃいたけどヘビィな交響曲だったな。
ラストの第4楽章はド派手で抒情的な爆音に圧倒されました。
力業のなせる演出。今回も非日常を味わいました。


指揮:高関 健
クラリネット:山口 真由(首席クラリネット奏者)
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

【曲目】
コープランド:バレエ組曲「アパラチアの春」
コープランド:クラリネット協奏曲
チャイコフスキー:交響曲第4番 へ短調 作品36

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東京下町はホールがいっぱいあるのね。
毎週のようにどこかでコンサートがある。羨ましいですヨ。


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#38 ルビー〈アフタヌーン コンサート・シリーズ〉 [Classic]

#34 ルビー〈アフタヌーン コンサート・シリーズ〉
@すみだトリフォニーホール(2021.03.27)
毎度おなじみお昼のクラシックコンサート、土曜日に参りました。

前半はヴェートーベンの三重協奏曲。
ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、優雅でほのぼのとした掛け合い。
オーケストラは土台を築いて脇役に徹する存在。
ロンドのリズムと明るい曲調が眠気を誘ってくる心地よさ。
ランチの直後だったせいか、すっかりまどろんでた。
目を瞑って気を失っていた瞬間がある。(^-^;

20分休憩。頭がスッキリして感覚もシャキっとしてる。
「運命」を真剣に向かい合ったのはいつ以来でしょうか?
第1楽章はややテンポが速くて抑揚が効いていた。
緊迫がありながらもスラスラっと流れたように聴き取れた。
そこからジャジャジャジャーンのない第2楽章と、続く第3楽章が結構好き。
抒情的なメロディに魅了されつつ、第1楽章のリズムが引き継がれ、うずうずしてくる。
間髪入れず第4楽章で抑えられたエネルギーが一気に爆発。圧倒されたの一言。
右端にバロックティンパニ、左奥にコントラバス、ナチュラルホルン、中央にチェロ。
配列の通り中低音の響きが立体的に感じられた。S席で聴けた効果。
たまにはお金ケチらず良席で鑑賞するのも面白いわね。


指揮: 鈴木秀美
ヴァイオリン:崔文洙 ソロ・コンサートマスター
チェロ:長谷川彰子 首席チェロ奏者
ピアノ:崔仁洙 お兄ちゃん
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団
【曲目】
ベートーヴェン:ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重協奏曲 ハ長調 op. 56
ソリスト・アンコール ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番より第2楽章アダージョ
ベートーヴェン:交響曲第 5 番 ハ短調 op. 67 「運命」
アンコール ベートーヴェン:12のメヌエットWoO7より11番

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ヴェートーベン生誕250年とさらに1年経過。今年も彼が主役なのかな?


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生オケ・シネマ Vol.5 チャップリン《街の灯》 [Classic]

新日本フィルの生オケ・シネマ Vol.5
@すみだトリフォニーホール(2021/03/17)

新日本フィルハーモニー交響楽団の生演奏付きの映画鑑賞。
今回はチャップリン長編もの「街の灯」です。

前回の上映が面白かったので、また機会があればと思ってました。
昨年から延期になっていたのが、なんとか無事公演されて嬉しい。
感想は前回とだいたい一緒なんだけれど、なんと素晴らしか。
このマチノヒからチャップリン自ら作曲し始めたんだとか。
そのため映像とより親密・密接な関係性が感じられた。
素朴な音階がオーケストラのダイナミックな演奏で魅了される。
ストーリーも明快でパントマイムの面白さを再び堪能した。
特にボクシングのシーンは大いに笑わせてもらった。
90年前の映画が、今のプロレスと同じことをやっている。
あらためてチャップリンすごいよね、後味の良い余韻が残る。

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家で見るのとは全く違う、会場でこそ味わえる醍醐味。病み付きです。




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フレッシュ名曲コンサート 躍動のタクト 広上淳一×東京フィル [Classic]

フレッシュ名曲コンサート 躍動のタクト 広上淳一×東京フィル
~ビゼー「アルルの女」&「カルメン」傑作選~
@ かつしかシンフォニーヒルズ(2021/02/07)

先ずはモーツァルト。ヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲。
若く可愛らしい二人のゲストを迎え、キラキラしとる。
華やかなヴァイオリンに呼応するヴィオラの音色が深みがあって心地よいな。
初めて聴いた、二つの楽器の対比をうまく計算したんだなと思いつつ、
どうにもこうにも眠くなっちゃうよ。(^-^;

メインはビゼーの代名詞、アルルの女&カルメン。
ティンパニやパーカッション隊が加わることで面白可笑しく賑やかに。
指揮を務める広上氏の本領発揮、熱いステージだったな。
指揮棒が指す先にはキーとなる演奏者が必ずいて、
彼が大きく振れば、音も割れんばかりに大きく盛り上がる。
メリハリが明瞭ではっきり目が覚めた。躍動して熱狂したべ。


指揮: 広上淳一
ヴァイオリン: 髙木凜々子
ヴィオラ: 有冨萌々子
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

【曲目】
モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K364
ビゼー:組曲「アルルの女」
 パストラール メヌエット 間奏曲 カリヨン メヌエット ファランドール
ビゼー:組曲「カルメン」
 アラゴネーゼ 間奏曲 セギディーリア アルカラの竜騎兵 
 闘牛士 ハバネラ 闘牛士の歌 ジプシーの踊り

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緊急事態宣言下での公演。でもさ、心の支え・浄化作用は不要不急ではないよ。
ストレス抱えたままだと頭おかしくなっちゃうよ。



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《響の森》vol.47 ニューイヤーコンサート 2021 [Classic]

ニューイヤーコンサート 2021 @ 東京文化会館(2021/01/03)

恒例の新春クラシックコンサート。
2021年も何とか無事に鑑賞することができました。

2020年から続くベートーヴェン生誕250年の盛り上がり。
あたしでも何度も聴いている「皇帝」からスタートです。
いきなりメイン???煌びやかなピアノの音色にうっとりする。
真っ赤なドレスで艶っぽい、そして堂々とした演奏。
弾き手によって印象変わるんだって改めて思った。
休憩挟んで、後半はワーグナーのド派手な楽曲。
管楽器の人員が増えて、迫力のあるサウンドに包み込まれる。
自分の想像を超え、ネット配信では味わえない体感、幸福感を味わう。
技術的にどうのこうのとか、な~んも考えず、ただただ、生演奏に没頭するの。
アンコールはラデツキー行進曲、手拍子で盛り上がって締めくくり。
やっぱりこれだよね、お約束よね、締まった、終った。


指揮:飯守泰次郎
ピアノ:小川典子
演奏:東京都交響楽団

【曲目】
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」Op.73
ソリスト・アンコール / ベートーヴェン:エリーゼのために
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 第1幕への前奏曲
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
アンコール / ヨハン・シュトラウスI世:ラデツキー行進曲

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格別に安い席をゲットできたと思ったら、五階席の一番端っこでした。
コントラバスが見えない見切り席ですけどね、これでいいのだ。
見えないところから音が飛んでくる不思議な感覚でした。



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綾小路きみまろ&新日本フィル [Classic]

綾小路きみまろ爆笑ライブ&新日本フィルハーモニー交響楽団
クリスマス・スペシャル ~オトナの音楽会~
@すみだトリフォニーホール(2020.12.06)

前半は綾小路きみまろ氏の漫談。
今年12月9日で70歳なんだとか。中高年への毒舌と自虐的なトーク。
たった一人で30分間しゃべりっぱなし、そんで会場中から笑い声。
これって実はすごいことをやっている。熟練のお笑いの業。

後半はお目当てのクラシックコンサート。
楽しさ・笑い・ユーモアをテーマとした今回のプログラム。
なかでも印象的だったのが、シンフォニック・マンボ No.5。
ベートーヴェンの運命とマンボNO.5 を組み合わせた絶妙な編成。
ミシシッピー組曲もかつてアメリカ横断ウルトラクイズで使われた曲目。
どこかで耳にした曲をオーケストラの生演奏で浴びるのがいいのよ。
司会進行をきみまろさんが引き受けてくれて、笑いに包まれたコンサート。
思いのほか面白かった。一足早いクリスマスプレゼントになりました。


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【第1部】綾小路きみまろ爆笑ライブ

【第2部】新日本フィル・コンサート
指揮:角田鋼亮
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団

【曲目】
アンダーソン:クリスマス・フェスティバル
アンダーソン:マクドナルド爺さんは農場をもっていた
ハイドン:交響曲第94番 ト長調 Hob.I:94 「驚愕」より第2楽章
宮川彬良:シンフォニック・マンボ No.5
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ《憂いもなく》
グローフェ:《ミシシッピー》組曲
アンコール / アンダーソン:ソリ遊び


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楽しいオーケストラ! 鈴木優人×日本フィルハーモニー交響楽団 [Classic]

フレッシュ名曲コンサート
〜楽しいオーケストラ!鈴木優人×日本フィルハーモニー交響楽団〜
@江戸川区総合文化センター大ホール(2020.11.15)

指揮者 鈴木優人氏のお話つきコンサート!
演者自らの解説はピンポイントでためになるね。

『夏の夜の夢』は元気ハツラツな曲。
妖精のキラキラ感、幻想的なモチーフがなんとなくわかりました。
続く曲はベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番 ト長調。
ピア二ストは原田莉奈さん23歳、若い、初々しい。
ピアノとオーケストラの掛け合いが複雑で細かいな。
ホール全体に響き渡るピアノの音色が素敵でした。
大ホールでやる演奏は昨年以来だそうで緊張していたとのこと。
終演後のインタビュー、安堵感が可愛かったです。

後半はドヴォルザークの『新世界より』。
やっぱり知っている曲があると安心する。ボーっと聴ける。
超有名曲だけど、聴くたびに初心に帰るような気持ちになる。
アメリカ新大陸のね、新しい価値観がうっすらと想像できる。
第4楽章での重量感のある圧倒的な迫力が心地良かったべ。


指揮:鈴木優人
ピアノ:原田莉奈
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
【曲目】
メンデルスゾーン:劇付随音楽『夏の夜の夢』序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調『新世界より』

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音響の良いホールでオマケもたっぷりなコンサートでした。



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#34 ルビー〈アフタヌーン コンサート・シリーズ〉 [Classic]

#34 ルビー〈アフタヌーン コンサート・シリーズ〉
@すみだトリフォニーホール(2020.10.16)
ホールならではの響きが心地良くて、3ヶ月連続で満喫。

指揮者自ら作曲した交響曲からスタート。
時代劇に使われそうな和のサウンドに加え、
ちょいちょいと、ひねくれた構造が出現する現代音楽のようでした。
サクソフォン協奏曲はジャズの要素があって乗れる。
時折、歌謡曲を歌うように聴こえた。不思議な感じ。
続くトマジのバラードでは、さらに華やかになって躍動的、跳ねるよう。
オーケストラとの掛け合いが楽しかった。サックス吹けるっていいね。
20分休憩。後半はベートーヴェンの交響曲第 7 番。
リズミカルというよりも、ゆっくりと進行して重厚感があった。
いよいよ頭がおかしくなったのかポップ・ロックのようにも感じた。
今日はいつにも増して変だ、LIVE に行きたい気持ちが見え見えだ。(^-^;
とは言え、コロナは手強い終わらない。
ささやかな非日常を楽しむためにも慎重に行動せねば。

指揮:外山雄三
サクソフォン:上野耕平
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団
【曲目】
外山雄三:交響曲
大澤壽人:サクソフォン協奏曲
トマジ:アルト・サクソフォンと管弦楽のためのバラード
ベートーヴェン:交響曲第 7 番 イ長調 op. 92


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前述の続き、お昼のコンサートにちょっとハマっている。
好きなランチを食べて、そのまま会場に向かって音楽も楽しむ。
夕方には帰宅している。老後の趣味になりそうな予感。



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#33 ルビー〈アフタヌーン コンサート・シリーズ〉 [Classic]

#33 ルビー〈アフタヌーン コンサート・シリーズ〉
@すみだトリフォニーホール(2020.09.11)

新日本フィルハーモニー管弦楽団の定期コンサート、ルビー。
今夏会場に足を運んでみて、この管理態勢ならまた来てもよさそうって。
フェスやライブのない夏なんてね、風物詩がぽっかり抜けたよう。
その代わりと言っちゃぁあれだけど、心を癒すクラシックコンサート。

カルメン組曲第1番は、子供のころから馴染みのある曲。
そうそうこういう感じと、生演奏で聴けて嬉しくワクワクした。
ヴァイオリン協奏曲は、まさに華麗。涼しげさもある。
三浦文彰さんは大河真田丸のテーマ曲で名前は知っていたが、
ホントに貴公子だね。情熱的、若いのに魅せ方を習得しているな。
シンフォニエッタは全くの初めて、ポップでユーモアのある曲調。
肩ひじ張らずリラックスして聴けました。こういうのもいいね。
定期公演でもアンコールは充実してた。お得なコンサートでした。

指揮:矢崎彦太郎
ヴァイオリン:三浦文彰
演奏:新日本フィルハーモニー管弦楽団
【曲目】
ビゼー:カルメン組曲第1番
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調
プーランク:シンフォニエッタ
【ソリスト・アンコール】
ビュータン:アメリカの思い出~ヤンキー・ドゥードゥルによるブルレスク風変奏曲
【オーケストラ・アンコール】
ラヴェル:「クープランの墓」よりメヌエット


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追記
大阪なおみさん、全米オープン優勝おめでとう。
彼女を通して人種差別の根深さを改めて感じました。
勝負強い。最高の結果をたたき出した。すごいね。


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